なぜ頭で考えても答えが出ないのか?身体が先に知っている、という話
- うさみちかこ

- 7月11日
- 読了時間: 3分
頭より先に、身体が決める。
これは、私に限った話ではなく、人間全員に備わっている仕組みです。
自分の気持ちがわからなくなった時、最初に聴くべき場所は頭ではなく、身体。
この記事では、その理由をお話しします。
こんにちは。
セラピスト歴27年、自己理解プログラムINSCOPE設計者の、うさみちかこです。
身体が、先に動いた
私自身の話を、少しだけさせてください。
長年、「本当は嫌なのに断れない」「好きなふり」で、我慢を重ねてきました。
「仕方ない」で片付けてきたから、頭では我慢していると思っていなかった。
その蓋が外れたきっかけは、意志でも決意でもなく、胆嚢の摘出手術でした。
身体の側から、我慢の蓋が外れたんです。
それからやっと、自分の声(本心)を聞いてあげられるようになりました。
頭が「まだ大丈夫」「もっとやれる」と言っている間に、身体はもう真実を知っていて、「痛み」「だるさ」「風邪引いたり」・・・
身体が先に動く → 結果的に休める → もう頑張れなかったということに気付ける →本音に気付く
皆さんにも備わっています。
神経科学者アントニオ・ダマシオの「ソマティック・マーカー仮説」という研究があります。
人は何かを決める時、頭で判断するより先に、身体の反応、心拍、内臓の感覚、手のひらの汗が「良い・悪い」の信号を出している。
頭の判断は、その後追いだというのです。
実験では、被験者が「この選択は危ない」と言葉にできるより先に、手のひらの発汗が危険な選択肢に反応していました。
つまり「頭より先に、身体が決める」は、人間に標準搭載されている機能。
特別な人だけの才能ではありません。
では、なぜ「自分の気持ちがわからない」のか?
信号は、全員に届いています。
違うのは、聴いているかどうか。
「仕方ない」
「頑張らなきゃ」
「私さえ我慢すれば」
こうした言葉で身体の信号を上書きし続けると、聴く回路が少しずつ切れていきます。
信号が止まるのではなく受信をやめてしまう。
私自身、27年間セラピストとして人の身体の声を聴き続けながら、自分の信号は「頑張らなきゃ」 で上書きしてきた側でした。
胆嚢が蓋を外してくれるまで・・・
「自分が何を感じているかわからない」
もしあなたがそう感じているなら、それは感じる力を失ったのではなく、
思考の上書きによってもともとある回路への接続が、一時的に切れているだけです。
回路は、繋ぎ直せる。
最初の一歩は、とても小さくていい。
何かを決める前に、一呼吸置いて、胸やお腹のあたりの感覚を確かめてみる
「しっくりくるか、こないか」を、頭の理屈より先に身体や感情に感覚を落として聴いてみる。ワクワクするか、楽しい感じがするかどうかなど・・・
身体が痛みやだるさを発して「もう無理かな」「止まりたい」と言っている時、それを信号として受け取ってみる。薬を飲んでごまかして頑張っちゃうことあるあるですよね・・・
私が設計したINSCOPEは、この「自分の内側に聴く回路の繋ぎ直し」のためのプログラムです。
星図を入口に、あなたがあなた自身の感覚に気づいていく。
答えを示すのは星ではなく、あなた自身の感情や感覚です。
頭で考えても答えが出ない時。
それは、答えがない時ではなく、身体や感情など、あなたの内側の感覚から湧いてくる声を聴いてみる時なのかもしれません。
AIの時代だからこそ、最後に還る場所は、自分の内側。答えは、最初から、あなたの中にあります。うさみちかこ(セラピスト歴27年・INSCOPE設計者)

