「私さえ我慢すれば」の限界──手術がきっかけで、やっと自分の声が聞けた
- うさみちかこ

- 7月3日
- 読了時間: 5分
頑張り屋さんが自分を後回しにする、というのは、相手の期待に応えることを優先しすぎて、自分が本当は何を感じ、何をしたいのかが分からなくなっている状態のことです。
これは、少し前までの私自身の話です。
長いあいだ、人の身体に触れる仕事をしてきました。
そのあいだずっと、私は自分の気持ちを、後回しにし続けていました。
なぜ、頑張り屋さんほど自分の気持ちを後回しにしてしまうのか?
お客様が求めていることに、私は断れませんでした。
「できないかもしれない」と思っても、なんとか期待に応えたくて、勉強して、技術を学んで、「できる」にしてきました。
とにかく、人の気持ちに応えることだけを考えて。
17年前開業して、初めのうちはそれが楽しかった。
出来るようになる自分もとても良かったし、自分で研究するのも好きだった。
性格的にも興味があることを探求しているのが好きなので
とてもイキイキしていたと思う。
だけど、徐々にお客様の声にリクエストにお応えしているうちに
感覚がマヒしてきたのかもしれません。
自分の気持ちは、いつからか置き去りになっていきました。
そして、自分が何をしたいのかも、分からなくなっていきました。
なぜそれを学びたいのか?
と聞かれても、答えは「お客さんのため」
国家資格を取りに行こうと考えた時も
それが本当に興味のあることで、今の自分が学びたいことなのか?
といえば……そうではなかった。
2年前、胆嚢摘出手術をして、肩の不調を感じるようになり
アロマテラピーの施術をやめてから、やっと気づいたことがあります。
私はただ、自分に足りないと感じていたものを、補おうとしていただけだった。
我慢の蓋は、自分の意志では外せないのか?
正直に言うと、私は自分の意志では、この我慢の蓋を外せませんでした。
「この仕事でやっていかなければならない」
と、自分で自分を縛りつけていました。
誰かに縛られていたのではなく、私が私を固く縛っていたんです。
なぜ、そこまでして縛っていたのか・・・
それは、奥底で「自分には価値がない」と思っていたからでした。
幼少期のトラウマから、私はずっとそう感じてきました。
自分は醜い存在なんだ、と。
その気持ちが、怒りや自分への失望と一緒に、身体の奥のほうに溜まっていました。
ここから少し、身体の話になります。
(※これは医学的な因果の話ではなく、あくまで私自身の実感として読んでください。)
私の胆嚢は、その幼少期のトラウマと同じ頃から、痛みが出るようになっていました。
私の中では、身体の痛みと、心に溜め込んできたものが、どこかでつながっていた気がしています。
そして、手術の日が来ました。
身体が「もう限界」と教えてくれたとき、何が起きたのか?
胆嚢を取る手術の前から、
もうこれ以上我慢をするのは無理かもしれないな・・・
と、薄々思ってはいたけど、
実際に手術をして胆嚢を取らなければ、
私は、自分の限界をここまで認められなかったと思います。
いま振り返ると、
みんなに「身体の声を聴いて」と、伝えてきた私が一番、
自分の身体を無視していました。
心も無視していました。
頭では「まだ頑張れる」「頑張らなければ」と思っていたけど
身体のほうが先に、「もう限界だよ」と教えてくれたんです。
意志ではなく、身体の側から、我慢の蓋が外れました。
胆嚢を取ったことで、長年の発作や痛みだけでなく、
長いあいだ溜め込んできた感情や押さえつけてきた気持ちからも、解放されていきました。
身体に貯めてきた、怒り、不安。
人の感情。
自分への失望。
「醜い」という気持ち。
私は、その気持ちを抱えたまま、
いつしか自分をすり減らして、人に尽くし続けていたんだと思います。
手術をきっかけに、気持ちが整理されて、
やっと自分の本心に向き合えるようになりました。
そしてその2年後、
17年前にサロンをオープンするときの主役だったアロマトリートメントを、やめました。
アロマの仕事を手放し、アロマトリートメントを辞めた直後は、不安もありました。
この先が見えなかったし、何がしたいかも分からなかったし・・・
夫が私を急かすこともなくいてくれたことで、
私は、ただひたすら自分と向き合う中で
この私の癒しの全てが詰まっている「INSCOPE」を作り出すことができた。
自分の中から生みだせたことで
「自分には価値がない」
という呪縛から、やっと放たれたんです。
やっと、自分の声を、聞いてあげられるようになりました。
いまの私は、
これまでの自分が生きてきた価値があったと思えるし、
「自分を生きること」を、自分で決められました。
自分の声を聞くって、どうすればいいのか?
ここまで読んで、
「意志で我慢をやめられないなら、どうすればいいの?」
と思った方もいるかもしれません。
私の実感では、自分の声を聞くのに、根性や強い意志はいりません。
むしろ逆で、頑張って我慢してきた人ほど、
意志の力ではもう限界まで来ていることが多い。
必要なのは、自分の内側に、問いを向けてあげることです。
「本当は、どうしたい?」
「いま、何を感じてる?」
その問いを、AIや誰かに答えを決められるのではなく、自分自身に向けていく。
その積み重ねの先に、置き去りにしてきた自分の声が、少しずつ戻ってきます。
私がいま届けている「AI版INSCOPE」は、まさにそのための場所です。
AIは、答えを渡さない設計にしています。
その代わりに、
あなたの出生図のホロスコープを読ませたAIが、
あなたの心と体にフィットする問いを渡す。
そして、あなたは誰にも見られない安心の場所で自分と向き合って、
自分自身を知り、感じ、理解していくことができる。
このプログラムは、
私が自分を理解していく過程に必要だった、癒しのルートを設計に入れています。
私が手術という大きなきっかけを必要としたぶん、
あなたには、もっと穏やかな入口があっていいと思っています。
いま、自分の気持ちが分からなくなっている頑張り屋さんへ。
あなたが我慢してきたことには、ちゃんと理由がある。
そして、その蓋は、
「いつからでも、外していいんだよ。」
うさみちかこ(セラピスト歴27年・INSCOPE設計者)
AIの時代だからこそ、最後に還る場所は、自分の内側。
答えは、最初から、あなたの中にある。


